たった1レースでも当たれば「確実にプラスになる」投資法に興味ありませんか?
と、冒頭から怪しい誘い文句を書いていますが、今回は、私が【たった1レースでも当たれば確実にプラスになる投資法】を実際にやってみて、5万円儲かったお話と、実践して感じた投資法のメリット・デメリットについて、書いてみたいと思います。
「1レースでも馬券が当たれば、確実に損失が取り戻せる方法」と書くと、「マーチンゲール法」を連想する人もいると思いますが、今回紹介する方法は、マーチンゲールによる馬券の賭け方ではありません。

今回紹介する方法は、マーチンゲール法より少ない金額で賭けることができ、さらに1レースでも方程式に基づく買い方で馬券が当たれば、それまでの(当日分や1週分の)損失金を取り戻すができ、さらに、マイナスからプラス収支へと転じることができます。
大勝ちできる方法ではありませんが、方法を実践することによって、負けを回避することも可能ですので、興味のある方は、是非とも最後までお読みいただけますと幸いです。
というわけで、ご挨拶が遅れましたが、私は、中央競馬の馬券歴15年以上のバケンザルと申します。
①日曜日をボーナス日にしよう!
②馬券を当てて人生プラス
③馬券で勝つ“きっかけ”があるコンテンツづくり
を目指して、情報発信しております。


- 1日の競馬の負けを取り戻したい人
- 朝から競馬場やウインズへ行く人
- 数千円のプラスでも納得できる人
- 競馬を投資として実践したい人
また、注意事項とお願いです。
今回取り上げる競馬投資法は、理論上は、1レースでも方程式に基づく馬券が当たれば損失金額を取り戻すことができ、さらにプラス収支へ転じることができますが、馬券の不的中が続くと、当然、損失額は膨らみますので、事前にシュミレーションしてから活用することをオススメします。
また、一つのレースにおける馬券の的中を保証するものでもありませんので、あらかじめご了承ください。
ただ、実際に私が、方程式に基づき馬券を買い、1レースでも当たれば、損失金額がチャラになったのを実際に体験したことを書いておりますので、今後の馬券活動において、参考になるところが少しでもあれば幸いです。
そして、馬券購入は、自己責任でお願いいたします。

Contents
1レースでも当たればプラスになる競馬投資法は、「馬法の方程式」
今回取り上げる競馬投資法は、「馬法(まほう)の方程式」という方法です。
「馬法の方程式」は、「日本競馬投資協会」という団体が提唱された馬券で、私は、当協会の会長である大原憲二さんというの方の著書を2年前に見て、「馬法の方程式」を知りました。
初版の発行日が2002年ですので、もう20年以上前となります。

競馬投資法「馬法の方程式」の概要
「馬券は勝負ではなく投資である」を理念として、日本競馬投資協会が長年にわたって蓄積した膨大な統計学データを基に、1点買いで的中に狙いを定める手法で、
馬券が当たれば、単に馬券を的中させるだけではなく、収支をプラスにするという資金マネージメント法です。
1回当たれば、それまでの損失額がチャラになる手法として有名なのは、「マーチンゲールの法則」ですが、ともに1回当たれば、損失額が取り戻せる手法としては同様なものの、賭ける金額がかなり違ってきます。
例えば、
・最初のレースで1,000円投票して、
・オッズ3倍の的中を目指し、
・以降も3倍のオッズ狙いで投票し、
・9レース連続で馬券が外れた場合、
マーチンゲールの法則なら
10レース目の投票金額は、512,000円となりますが、
馬法の方程式では
91,100円で済みます。
もちろん、10レース目で3倍の馬券が当てれば、
・マーチンゲールでは、406,500円の利益
・馬法の方程式では、68,400円の利益
と、利益額では6倍近く差が出ますが、賭ける金額も5倍以上違います。
8万5千円賭けるのも相当な度胸が必要ですが、50万円超えとなれば、一大決心できないと、投票はできないでしょう。
マーチンゲール法の場合は、外れたら、前の投票金額の倍額を賭ける倍々ゲームになるため、
①1,000円賭けて外れたら、
次のレースでは2,000円賭け、
②2,000円賭けて外れたら、
次のレースでは4,000円賭け、
③4,000円賭けて外れたら、
次のレースでは8,000円賭け、
➃8,000円賭けて外れたら、
次のレースでは16,000円賭け、
(⑤・➅・➆飛ばして)
⑧128,000円賭けて外れたら、
次のレースでは256,000円賭け、
⑨256,000円賭けて外れたら、
次のレースでは512,000円賭ける・・・
と、なります。
しかし、「馬法の方程式」の場合は、1レース目の馬券が外れたら、次のレースでは、1レース目の投票金額より少なくなります。
【オッズは3倍狙いとなります。】
*狙うオッズによって、投票金額が変わります。
①1,000円賭けて外れたら、
次のレースでは800円賭け、
②800円賭けて外れたら、
次のレースでは1,500円賭け、
③1,500円賭けて外れたら、
次のレースでは2,700円賭け、
➃2,700円賭けて外れたら、
次のレースでは4,800円賭け、
(⑤・➅・➆飛ばして)
⑧28,100円賭けて外れたら、
次のレースでは50,600円賭け、
⑨50,600円賭けて外れたら、
次のレースでは91,100円賭ける・・
という計算になります。
いずれの方法も、1レースでも馬券が当たれば、損失を取り戻せる馬券の買い方ですが、投票金額には雲泥の差があります。
競馬投資法「馬法の方程式」の計算式
というわけで、気になる「馬法の方程式」の計算式ですが、投票金額を算出する計算式は、以下のとおりとなります。
【当該レースの投票金額=それまでの損失金の合計×1.6÷(オッズ-1)】
*100円未満は切り上げとなります。

上記の計算式自体は難しくないので、四則計算(+-×÷)ができる人なら、誰でも簡単に実践できます。
例えば、1レース目の馬券を1万円分投票して外し、次のレースでは「馬法の方程式」を使って、馬券投票するなら、
狙っている馬のオッズが6.5倍の場合
(それまでの損失金額)10,000円×1.6÷(6.5-1)=2,909円で、切り上げて3,000円となります。

そして、馬券が外れて、13,000円の損失になったら、次は、
(それまでの損失金額)13,000円×1.6÷(6.5-1)=3,781円
で、切り上げて3,800円となります。
ここでうまく当たれば、3,800円×6.5倍で、24,700円の払い戻しとなり、
当該レースに投票した3,800円と、それまでの損失金額13,000円を合わせた16,800円を差し引いても7,900円のプラスになります。
競馬投資法「馬法の方程式」が効果を発揮される条件と鉄則
1回の馬券的中で、これまでの損失金額を取り戻すことができ、さらにプラス収支になるという、素晴らしいシステムと言える「馬法の方程式」ですが、どんな条件でも対応可能かというと、そんなことはありません。

条件①:損失金額を取り戻しプラスにするだけの払い戻しを受ける必要がある。
まず一つ目として、根本的な話になりますが、「1レースでも馬券が当たれば損失を戻すことができ、さらにプラス収支に転じる」システムのため、
1回の的中で、それまでの損失を取り戻し、さらにプラス収支にできるだけの払い戻しを得る必要があります。
1万円損失して、次に3千円投票して、馬券が当たっても払戻額が5千円なら、システムが破綻しています。
そのため、狙うオッズが重要になります。
例えば、馬連や三連複などの複合馬券でやろうとすると、払戻額にバラつきが出てしまうかもしれません。(高配当が得られるかもしれないけど、少額になる可能性もある。)
そのため、「馬法の方程式」を使う際に効果的な馬券は、単勝ということになります。

ただし、単勝とはいえ、投票時と的中確定時とでは、オッズが変わる可能性は十分あるので、注意が必要です。

今日のブログ記事ネタ実践で、
「馬法の方程式」をやってみた。
中山最終レースでクレアに単勝900円。
当たって、損失はチャラに😀
オッズが5倍以上下がってしまったけど、それまでの損失がチャラになったからOKでしょ。#負けている時に単勝馬券で損失を取り戻す方法#マーティンゲールでない pic.twitter.com/E8PfhwW5Kk
— バケンザル@日曜日をボーナス日にしよう! (@umakuiku_life) February 26, 2023
条件②:狙うオッズが低いと投票金額が跳ね上がる。
「馬法の方程式」では、オッズというのは重要で、例えば、1レース目に1万円投票し馬券が外れた場合、次のレースで狙うオッズが
- 6倍のオッズなら3,200円⇒4,300円となりますが、
- 3倍のオッズなら8,000円⇒14,400円と、
全然変わってきます。
先ほど、「馬法の方程式」を使うのに効果的な馬券は単勝と書きましたが、6倍のオッズと3倍のオッズでは、当然のことながら、的中度合でいえば、3倍のオッズの方が確率的には高いです。
しかし、「馬法の方程式」では、狙うオッズが低いと、投票金額が跳ね上がるので注意が必要です。

狙うオッズが低いと投票金額が上がってしまうため、私が実践した肌感覚やシュミレーションでは、5倍~10倍位のオッズが狙い目なのかなと思っています。

そのため、1番人気が強くて1着になりそうなレースは避けて投票する必要があります。
条件③ :馬券が当たるまで継続する必要がある。
「馬法の方程式」は、1回の的中で・・・と書いていますが、
方程式に基づく投票で馬券が当たるまでは、効果が発揮されません。
しかし、馬券の的中というのは、1日の中で、必ずあるとも限りません。
「参加賞」のように、参加した人全員に、的中馬券がプレゼントされるわけではないですからね。。
当然のように、1日単位では馬券が当たらず、ただ損失が膨らむケースも考えられます。
ただ、土曜日のチャレンジで当たらなかったら、日曜日も継続でチャレンジして、日曜日もダメだったら、次の週に継続チャレンジという手法もあると思います。
競馬投資法「馬法の方程式」の鉄則
また、「馬法の方程式」を実践するに当たって、日本競馬投資協会が推奨している鉄則があります。
それは、一度でも当たった時点で確実に利益が出ているので、利益が出たら即、その日の馬券を打ち切る、ということです。
1回でも当たって、プラスになったら、もう一度リセットして、最初からやり直すということですね。

一度でも資金が浮いたとき、それが大であれ小であれ、あなたは儲かったのだ。そこでやめておけば、地の果てまで行ってもあなたは儲かっている。継続してしまうと、大きく儲けるチャンスはあっても、逆に損をする可能性も待ち受けている。儲かった時点で即やめた方が確実なのだ。たとえ1回の儲けが少額でも、常に儲かった時点でやめ、何度もそれを繰り返していけば、大きな儲けになる。ちりも積もれば山となるのだ。
(引用:杉崎仁志(1997)『100円玉ではじめる驚愕の財テク新理論』教育メディア)
確かに、毎週少しでもプラスで終えることができれば、競馬では負けにくくなりますよね。
「馬法の方程式」の競馬投資法を実践して5万円儲けることができた話
ここまで、「馬法の方程式」の概要や計算式について説明してきましたが、ここからは、私が実際に実践してみた内容について書いていきます。
ただ、けっこう前の話になってしまいます。ご容赦ください。

まず、「馬法の方程式」による馬券投票の実践に当たり、簡単ですが、あらかじめエクセルに方程式の計算式を入力しておいて、シュミレーションしました。
そして、迎えた実践の当日。最初のレースは、5,000円から始めました。
最初の投票金額をいくらにするか?という疑問を持たれるかもしれませんが、最初の投票金額は、ご自身の予算に合わせて好きに設定構わないと思います。
ただ、損失の金額が大きいと、その分、負けを取り戻すための投票金額も大きくなってしまいますので、そこは注意した方が良いです。
私が実践した時は、連続して5レースくらい外すことはあるだろうなというのと、1日の損失は、2万円くらいで抑えたいとシュミレーションして、最初の投票金額は5,000円にしました。
最初の馬券は、思い切ってブービー人気馬で単勝勝負!
最初に勝負したのは、阪神9レースでした。
このレースは7頭頭の超・小頭数レースで、30分前オッズで単勝オッズ1.1倍という断然の1番人気馬がいたのですが、1番枠というところと、幸英明騎手というところと、馬体重がマイナス16㎏ということもあって、超・小頭数レースのため、「もしや?」もあるかなと思い、思い切って、6番人気=ブービー人気の⑥エニアグラムの単勝馬券を買いました。

結果3着でしたが、当たれば15万円以上の払戻になるという買い方でした。
今日は、「負けを取り戻す勝負をしているんだから、大胆にいこうぜ」という変な気持ちもあって、ブービー人気馬の単勝馬券を買うという、少しおかしな行動を取りました。
ここで5,000円のマイナスになります。
最初の馬券を外してからいざ「馬法の方程式」を実践
そして、ここからが「馬法の方程式」による実践となります。
次のレースは、阪神10レース。投票時に10.5倍のオッズだった4番人気の④ディアセオリーの単勝馬券を900円分購入しました。
【それまでの損失金の合計5,000円×1.6÷(9.5-1)】で900円の購入金額となりました。
ここで馬券が当たって10.5倍のオッズが付くと、【900円×10.5倍=9,450円】となって、2レース分の支出額5,900円を上回り、かつ、3,550円の利益が出ることになります。

当然、確定オッズが下がるケースもありますので、当たっても利益額が下がることは想定できますが、それでも、損失額は取り戻せることになります。
しかし、2レース目も外れ。
次の3レース目(東京10レース)では、15.3倍のオッズだった⑧ショウナンアオゾラの単勝を700円分購入しました。
オッズを少し低めに見積もり14.3倍で、計算式に当てはめた結果、700円となったので、700円分購入しました。
既に5,000円+900円、さらに700円と6,600円の損失が発生していますが、700円の馬券で14.3倍が当たると、10,010円の払戻になるので、損失が取り戻すことができ、かつ、3,410円のプラスに転じることとなります。
この調子で、買いたい馬のオッズに合わせて購入金額を、計算式に当てはめて決め、当たるまで続けていくという手法を繰り返します。
今回実践した「馬法の方程式」は、単勝馬券で効果を発揮する手法のため、買う馬券は単勝オンリーなものの、とはいえ、
1頭だけの選択で単勝馬券を当てるのも、なかなか難しいです。

6レース続けて単勝馬券が外れるも・・・
結果的に、実践した日は、6レース続けて馬券を外して、10,400円の損失。
しかし、7レース目の東京メインレース、ようやく2,200円の購入で、8.8倍の単勝を当てることができ、19,360円の払戻を得て、それまでの損失を取り戻すことができました。
合計12,600円の投資に対し、19,360円の払戻なので、6,760円のプラスに転じることとなりました。
当たった時は、「おっ、マジ戻ってきた」と思いましたね。
そして、次の新潟第12レースで、イチから再チャレンジして、5,000円の単勝馬券を購入。
うまく選んだ馬が1着になり、単勝11.6倍の配当をGET。
既に得た6,760円にプラスして、58,000円の払戻も得て、一気に大幅プラスになりました。
というのにチャレンジ。
「馬法の方程式」という手法なのですが、たしかに、
6レース連続外れても、7レース目が当たって、負けを取り戻して、
次の仕切り直しで、5,000円×11.6倍が当たり、結果、5万円(49,960円)の儲けとなりました。 pic.twitter.com/DyrQlUZIBF
— バケンザル@日曜日をボーナス日にしよう! (@umakuiku_life) October 16, 2021
「馬法の方程式」の競馬投資法を実践して感じたメリット【3選】
私が「馬法の方程式」を実践して5万円儲けることができた話は、「たまたまうまくいった話」だと思います。
7レース目で的中して、運よく次のレースで10倍の単勝が当たったので、出来すぎの結果とも自分で思っています。
ただ、せっかくの機会なので、「馬法の方程式」を実践して感じたメリットについて、3つほど書いてみたいと思います。
「馬法の方程式」のメリット
- 次のレースで当たれば、それまでの損失額を取り戻せるという安心感を持てる。
- 最初の勝負レースは思い切り投票できる。
- 損失を取り戻した後の勝負も思い切りできる。
「馬法の方程式」のメリット①:次のレースで当たれば、それまでの損失額を取り戻せる安心感。
まず、一つ目のメリットとしては、馬券が外れて損失を出しても、次のレース以降で当てることができれば、負けを取り戻せるという安心感を持てるということです。

「馬法の方程式」に限らず、他の馬券や買い方でも負けた分の損失額を取り戻せるわけですが、馬券が当たってもトリガミになったり、確実にプラスに転じる保証はないわけで、「馬法の方程式」は、その点、1レースでも馬券が当たれば確実にプラスになる仕組みなので、安心感は持てました。
負けが込んできても、「馬法の方程式」に切り替えて、うまく当たれば、それまでの損失金額はチャラになり、さらにプラスにもなる戦法を取っているという安心感は持てますね。
負けが込んで焦っている場合は、精神的な面ではプラスと言えます。
「馬法の方程式」のメリット②:最初の勝負レースは、思い切って馬券投票できる。
私の中で、「馬法の方程式」のメリットとして大きいと感じたのは、二つ目のメリットで挙げる「最初の勝負レースは思い切って馬券投票できる」ということですね。

私が実践した時は、最初のレースで、単勝オッズ30倍超えのブービー人気馬の単勝馬券を買うという大胆な買い方ができたわけですが、これも、「外れても、そのあと損失を戻すから(きっと)大丈夫」との気持ちがあって、できたものです。
最初の勝負レースで、思い切って馬券が買えるというのは、やはり、精神衛生上良いです。

また、外れたとしても、リカバリーできる方程式の買い方があるという安心感もあります。
普段より最初の勝負レースで思い切り投票できるのは、「馬法の方程式」の大きいメリットだと感じました。
「馬法の方程式」のメリット③:損失を取り戻した後の勝負も思い切りできる。
私が実践トライした時に、大きくプラスにできたのは、気持ち的に「思い切り勝負できたから」だと思います。
損失を取り戻してプラスに転じたら、リセットされ、メリット②に書きましたけど、また思い切り馬券が買えるわけです。
私が実践した時は、最初のレースで、5,000円分の損失。その後5レース連続で外して、損失は12,600円まで膨らみましたが、6レース目で馬券が当たり、マイナスは解消され、さらに6,760円のプラスに転じました。
マイナスを取り戻した上、プラスになったので、「せめてプラス分だけでも思い切り買えるっしょ!」と思いながら、イチから5,000円分馬券を買ったら、11.5倍の単勝が当たって、5万円超えの払戻を得ることができました。
この、負けがいったんリセットされて、
また初期の投資額で思い切り勝負できる展開が、「馬法の方程式」の醍醐味なのではないかと思ってしまいました。

「馬法の方程式」の競馬投資法を実践して感じたデメリット【3選】
「馬法の方程式」による投票のメリットを書いてきましたが、当然、デメリットもあります。
「馬法の方程式」のデメリット
- 馬券が外れ続けると不安になるし、損失も膨らむ。
- オッズが低いと、投票金額は膨らむ。
- 敗戦処理の闘い方になり、面白くない。
- 単勝を当てるのは難しいし、馬券スタイルが崩れることもある。
メリットばっかりだったらいいんですけど、やはり、そう簡単な話ではないですね。
「馬法の方程式」のデメリット①:馬券が外れ続けると不安になるし、損失も膨らむ。
デメリットの一つ目は、馬券が外れ続けると不安になるし、損失も膨らむということです。

確かに「馬法の方程式」は、1回でも馬券が当たれば損失を取り戻せるシステムですが、基本、単勝1点もしくは2~3点投票のため、10レース勝負して、10レース外れることは当然あり得ます。
最初1,000円の投票でスタートし、オッズ3倍を狙い続けて9レース連続して外れたら、次に賭ける金額は91,100円になるわけですが、数千円ならまだしも、9万円も賭けると、気持ちも不安になりますし、外れたら損失も膨らみます。
・最初の投票金額は1,000円
・オッズは3倍狙い で勝負すると・・・
①1,000円投票して外れたら⇒次は800円
②800円で外れたら⇒次は1,500円
③1,500円で外れたら⇒次は2,700円
➃2,700円で外れたら⇒次は4,800円
⑤4,800円で外れたら⇒次のレースは8,700円
➅8,700円で外れたら⇒次のレースは15,600円
(➆・⑧飛ばして)
⑨50,600円で外れたら⇒次のレースは91,100円・・・
そのため、「馬法の方程式」の効果をいい感じで発揮するためには、
単勝の馬券的中率は最低でも15%、できれば20%(5回やったら1回当たる)くらいの予想力は必要だと思います。
「馬法の方程式」のデメリット②:オッズが低いと投票金額は膨らむ。
二つ目は、効果が発揮される条件でも書きましたが、狙うオッズが低いと投票金額は膨らむということです。

例えば、最初1,000円の投票で、
6回続けて外れると、
オッズ3倍なら累計の損失は10,800円
オッズ6倍から累計の損失は3,500円
となり、
最初1万円の投票で、
6回続けて外れると、
オッズ3倍なら累計の損失は105,200円
オッズ6倍から累計の損失は30,500円
と、全然違ってきます。
当てることを重視すれば、オッズが低くなりがちですが、とはいえ、
狙うオッズを低く設定すると、投票金額が雪だるま式に膨らむので注意が必要です。
また、1レースでも馬券が当たれば・・・の手法ですが、馬券が外れるたびに、次のレースでの投票金額は膨らむので、効果を発揮させるために、ある程度の予算は用意する必要があります。
「馬法の方程式」のデメリット③:敗戦処理の闘い方になってしまい、競馬が面白くない。
三つ目のデメリットとして、メリットのところで、最初のレースと、損失を取り戻した後のレースは思い切り勝負ができると書きましたが、もし当たらなかったら、あとは、敗戦処理的な闘い方になって、競馬が面白くないということですね。

最初のレースくらいは、高配当を狙う買い方ができますが、あとは【損失額+損失額の6割ほどの利益】を狙う買い方をするので、割とこじんまりとした闘い方になります。
私のように三連複や三連単で10万円超えの高配当を獲りたいと考えている人だと、面白くない戦術かもしれません。
とはいえ、面白くないだからこそ、ギャンブル勝負ではなく、競馬投資法だという考えもあるわけですが・・・
損失を取り戻す手法なので、高配当狙いの面白味はなくなりますし、本来の買い方をすれば、高配当の大当たりが獲れたのに、敗戦処理的な買い方をしてしまったため、獲り逃して、悔しい思いをする・・・ことがあるかもしれません。
損失が膨んでいる状態で馬券が当たれば、結果的に高額の払い戻しを得ることもありますが、例えば、三連単のように1万円の投票で、30万円超の配当が当たるかもという手法ではないため、「馬法の方程式」だけやっていると面白くないと思うかもしれません。
「馬法の方程式」のデメリット➃:単勝を当てるのは難しいし、馬券スタイルが崩れることもある。
もう一つデメリットを挙げると、「馬法の方程式」は、単勝で買うのが効果的ですが、そもそも単勝を1点で、もしくは2,3点でも当てるのは難しいということです。

オッズが1倍や2倍台ならそれほど的中させるのも難しくはないですが、オッズが低いと投票する金額は膨らみます。
私としてはオッズ6倍前後を狙うのが、投票金額と的中のバランスが取れているのかなと考えていますが、6倍前後の単勝を当てるのも、そう簡単ではありません。
私の場合は、3頭も単勝を買って、そして、外れて、自分の選択能力の低さにあきれてしまいましたけど。
また、自分の馬券スタイルが崩れる懸念もあります。
本来ある自分の勝ちパターンが崩れ、勝てなくなってしまう可能性もあります。
今回の記事まとめ【競馬投資法】
それでは、まとめに入ります。
今回は、今から25年ほど前に出てきた競馬投資法「馬法の方程式」について、ピックアップし、実際に私が実践して感じたことを書いてきました。
「馬法の方程式」は、日本競馬投資協会が発案した競馬投資法で、馬券が当たれば、これまでの損失を回復させるだけでなく、収支をプラスにする資金マネージメント法です。
「馬法の方程式」を実践するに当たって、日本競馬投資協会が推奨している鉄則があり、一度でも当たった時点で利益が出たら即、その日の馬券を打ち切るとしています。
大なり小なり、毎週プラスで終わらせることが必要と説いています。
一方で、「馬法の方程式」については、いくつか効果を発揮させるための条件やデメリットがあります。
・損失金額を取り戻しプラスにするだけの払い戻しを受ける必要がある。
・狙うオッズが低いと投票金額が跳ね上がる。
・1日単位では馬券が当たらない可能性がある。
・馬券が外れ続けると不安になるし、損失も膨らむ。
・敗戦処理の闘い方になり面白くない。
・自分の馬券スタイルが崩れる。
とはいえ、「馬法の方程式」は、たった1レースでも馬券が当たれば、それまでの損失を取り戻すことができ、さらにプラス収支へ転じることができます。
また、最初のレースでは思い切り勝負ができるなど、精神的なメリットがあります。
何より勝負に徹すれば、競馬で大負けすることがなくなる手法に思えます。
競馬で負け続けて、損失が膨らんでいる人は、自分の勝負レースが外れた場合は、切り替えて「馬法の方程式」を活用するのも良いでしょうし、メインレース外れ、最終レースにぶち込むクセのある人には一度チャレンジするのも良いかと思います。
朝から競馬場やウインズへ行く人にとっても、一定の損失が出てきたら、「馬法の方程式」の買い方に切り替えて、資金マネージメントするのもアリでしょう。

私は今、「馬法の方程式」を応用した理論で馬券を購入していますが、損失を出さず、プラス収支で日曜日の夕方を迎えたいですよね。
