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【1番人気】軸馬にしてはいけない5つのパターンと高配当獲る馬券の買い方

1番人気を見抜くサムネイル

競馬予想する時、1番人気の取捨選択で悩んでいませんか?

バケンザル
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1番人気とは、単勝オッズの人気順で、第1位になった馬のことです。

1番人気は、確率上、一番勝つ確率が高いですし、3着以内に入る確率も、2番人気や3番人気よりも高いです。

とはいえ、1番人気の馬ばかりから攻めても、オッズが低い賭けになってしまいますし、一番勝つ確率が高いといっても割合で言えば、3回に1回程度、10回やったら3回程度なので、10回やったら6,7回は1着になれません。

1番人気の勝率

私は、性格的に1番人気から買うのに抵抗があったので、競馬をはじめて3年くらいは、1番人気を軸馬にすることはなかったですし、「1番人気切り」も、よくやっていました。

しかし、1番人気を切る作戦が裏目に出たり、逆に入れてみたら、4着以下に飛ぶという、何ともうまくいかない展開が続きました。

当然、馬券収支はマイナスへ突き進みます。

ただ、今回ご紹介する「基準」をベースに1番人気の評価を行ったところ、肌感覚にはなりますが、2割ほど取捨選択がうまくいくようになった気がします。

そこで、今回の記事では、4着以下の圏外に飛ぶ可能性が高いと思える、「軸馬にしてはいけない1番人気」をテーマに書いてみたいと思います。

今回書いている内容に当てはまらなければ、逆に信頼度がそれなりに高い、切ってはいけない1番人気と言えます。

1番人気の取捨選択に関する精度が上がれば、その分、馬券の的中率または回収率が上がると思います。

今回紹介する5つの見分け方は、サイトや新聞など通常競馬予想で使用するツールは必要になりますが、すべて「秒」でできるチェックです。

難しかったり、時間がかかる作業は、一切ありません。

私も実際に1番人気馬のチェックに活用して、馬券収支も向上したので、興味のある方は、是非とも最後までお読みいただけますと幸いです。

また、1番人気で高配当を得る馬券の買い方も、最後の方に書いておりますので、よろしければ参考にしてください。

というわけで、ご挨拶が遅れましたが、私は、中央競馬の馬券歴15年以上のバケンザルと申します。

①日曜日をボーナス日にしよう!
②馬券を当てて人生プラス
③馬券で勝つ“きっかけ”があるコンテンツづくり

を目指して、情報発信しております。

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また、注意事項とお願いがあります。

注意事項とお願い

このパターンに当てはまれば、「確実に1番人気馬が飛ぶ」つまり、4着以下になるわけではありませんので、あらかじめご了承ください。

私としては、これまでのそれなりの精度を感じているため、今回記事にした次第です。

ただ、今回紹介する見分け方で、チェックするために必要なツールは、スポーツ新聞だけでは難しい項目もあります。(ただし、日刊スポーツは別です。)

なぜ日刊スポーツは別なのか?については、後ほど理由を書きますが、スポーツ新聞だけではチェックできない内容も記載しておりますので、予めご了承ください。

競馬新聞(専門紙)を買うことができて、JRAのサイトもチェックできて、BSイレブンまたはグリーンチャンネルを見れる方なら、本当に「誰でもカンタン」にできる方法です。

また、馬券購入につきましては、自己責任でお願いいたします。

バケンザル
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それでは、はじめていきます。

1番人気を外して馬券を考えるのは、当たる確率を半分減らしているようもの

軸馬にしてはいけない1番人気と1番人気を軸馬にして高配当を獲る馬券の買い方について説明する前に、まず、「1番人気を外して馬券を考えるのは、当たる確率を自分から半分減らしているようなもの」というお話からさせていただきます。

この言葉は、私がオリジナルで考えた言葉ではなく、かって、プロ野球の読売ジャイアンツで「代打の切り札」として活躍していた大道典嘉選手が、雑誌『競馬最強の法則』誌上で語った言葉です。

大道氏の言葉

性格的に1番人気を買い目を入れることに抵抗があった私でしたが、大道氏の言葉を見て、「確かにそうだよな」と気持ちが変わりました。

理由としては、当たり前の話になってしまいますが、1番人気の確率(勝率・連対率・複勝率)を考えると、1番人気を外して馬券を考えるのは得策ではないと思ったからです。

  • 勝 率・・・1着になった割合
  • 連対率・・・1着及び2着になった割合
  • 複勝率・・・3着までに入った割合

1番人気の勝率・連対率・複勝率

1番人気のデータを見てみると、1番人気が2着以内に入る確率=連対率は5割くらいあり、3着以内に入る確率=複勝率は6割2分前後あるため、馬連だと確かに1番人気を外して馬券を考えるのは当たる確率を半分減らしているものですし、三連複や三連単なら6割以上当たらない道を選んでいることになります。

だから、1番人気を外して馬券を考えるのは、やめた方が良いです。

では、「1番人気の成績って、どうなんだ?」ということで、
1番人気の勝率、連対率、複勝率について、過去5年間のデータを見ていきます。

バケンザル
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ここでは、少し古いデータとなりますが、2009年1月から2013年12月までの5年間における1番人気の成績を見ていきます。

<1番人気馬の成績>

[2009年]勝率31.0%・連対率50.9%・複勝率63.5
[2010年]勝率31.9%・連対率51.3%・複勝率64.2
[2011年]勝率31.7%・連対率50.9%・複勝率63.8
[2012年]勝率31.9%・連対率50.8%・複勝率62.9
[2013年]勝率32.2%・連対率49.7%・複勝率62.5

(引用:奥野憲一(2014年)『鉄板ホース!~1番人気の強度が見抜ければ馬券で確実に勝てる!』株式会社ガイドワークス)

古いデータで恐縮ですが、発行物のデータでは

勝率3割・連対率5割・複勝率6割3分という結果でした。

今後も、この値前後で推移していくと思うので、基礎知識としては、こんな感覚で抑えて問題ないと思います。

ちなみに、直近5年間のデータを見ても、以下のとおりでした。

[2018年]勝率30.8%・連対率49.2%・複勝率61.6%
[2019年]勝率31.5%・連対率49.3%・複勝率62.9%
[2020年]勝率31.5%・連対率49.6%・複勝率61.4%
[2021年]勝率31.3%・連対率49.6%・複勝率62.1%
[2022年]勝率32.2%・連対率50.8%・複勝率63.2%

前半の2009年から2013年データは、1年に行われたすべてのレースにおける1番人気の結果で、後半の2018年から2022年までのデータは、出走頭数11頭以上、かつ、障害レースを除いて絞ったレース数で調べたわけですが、それでも大差がない結果で、

勝率3割2分、連対率5割、複勝率6割2分が、平均的な1番人気の実力と言えます。

ちなみに、2018年から2022年における2番人気の成績は、次のとおりでした。

[2018年]勝率20.3%・連対率38.5%・複勝率51.9%
[2019年]勝率18.2%・連対率35.8%・複勝率49.1%
[2020年]勝率18.6%・連対率36.4%・複勝率50.0%
[2021年]勝率19.3%・連対率36.7%・複勝率50.3%
[2022年]勝率19.7%・連対率36.3%・複勝率50.4%

多少のバラ付きはありますが、1番人気の成績よりそれぞれ12%くらい割合が下がると見て良いでしょう。

1番人気が馬券圏外に飛ぶ可能性が高いパターン【5選】

それでは、1番人気の馬が馬券圏外に飛ぶ5つのパターンについて、私になりに感じることをこれから書いていきます。

  • 長期休養明け
  • 馬体重の極端な増減(プラスマイナス14㎏以上)
  • 距離変更
  • 極端な枠順(新潟1000mコースで1枠1番など)
  • ハンデ戦で最重量

なども能力が発揮しにくく、馬券圏外に飛ぶパターンとして考えられますが、今回は、違うケースでご紹介したいと思います。

1.単勝オッズが4.5倍以上の1番人気

まず一つ目は、1番人気馬の単勝オッズが4.5倍以上ということですね。

軸馬にしてはいけない1番人気のパターン1

これは確定オッズではなく、「一時(いっとき)でも4.5倍以上になれば」ということになります。

時系列でオッズを見て、午前10時時点のオッズは4.2倍だったのに、午前11時時点では4.4倍になり、正午には4.6倍になっているようなケースですね。

レース前ではオッズが下がって、3.7倍になっても、私の場合、時系列で一度でもオッズが4.5倍以上になった馬は、飛ぶ要素アリと見ています。

<オッズが4.5倍以上になった1番人気で4着以下に沈んだ例(有名どころ)>
2022年 エリザベス女王杯 デアリングタクト ~6着

バケンザル
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私が好きなプロ野球・ソフトバンクホークスの柳田選手(通称:ギータ)は、30万円入れてましたね。

もちろん、オッズが4.5倍以上になったからと言って、まったく馬券に絡まないか、と言ったら、そんなことはありませんが、私の場合は、危険視しています。

三連複や三連単の場合、約62%の確率で1番人気の馬は馬券に絡むので、買い目から外すまではしませんが、

それでも、1番人気のオッズが一時でも4.5倍以上になっていれば、軸馬にはしません。

レース発走後の確定オッズにはなってしまいますが、4.5倍以上の1番人気は、

勝率約15%、連対率約30%、複勝率約40%と、平均的な1番人気より15%~20%ほど割合が下がるので、オッズが4.5倍以上ある1番人気の馬は軸馬にしていません。

2.調教タイムが今一つの1番人気

次に、馬券圏外に飛ぶ可能性があるとみて、危険視する要素として、調教タイムが今一つというパターンがあります。

軸馬にしてはいけない1番人気のパターン2

調教駆けしなくても、地力があって能力を発揮する強い馬も確かにいますが、調教タイムが今一つな馬は、一番人気ではあっても割引評価しています。

私は、以下のタイムに届かなかったら、「見切って」とまでは言いませんが、軸馬にしていません。

調教タイムは、競馬新聞の調教欄に記載されていますし、スポーツ新聞でも新聞によっては詳細に書かれています。

私の場合、競馬ブックsmartのスマホ版で、常にチェックしています。

競馬ブックsmartのスマホ版は、月額330円(税込)で料金も安く重宝しています。

それでは、私が「このタイムに届かなかったら、今一つだな」と評価している調教タイムは、以下のとおりです。

美浦トレセンでの調教タイム

坂路コース(美坂)
4ハロン 52.6秒以上
1ハロン 12.7秒以上

ウッドチップコース(美南W)
4ハロン 52.9秒以上
1ハロン 12.8秒以上

ポリトラックコース(美南P)
4ハロン 52.5秒以上
1ハロン 12.5秒以上

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トレセンとは、「トレーニングセンター」の略です。

北Cコースや芝コースで調教している馬は無条件に見切っています。

栗東トレセンでの調教タイム

坂路コース(栗坂)
4ハロン 53.5秒以上
1ハロン 13.0秒以上

ウッドチップコース(栗CW)
4ハロン 52.6秒以上
1ハロン 12.5秒以上

ポリトラックコース(栗P)
4ハロン 52.3秒以上
1ハロン 12.4秒以下

タイムに関しては、4ハロン(F)のタイムと1ハロンのタイムを見ます。

4ハロンと1ハロンの「両方で」基準値のタイム以上の時計がかかっているのであれば、私は危険視しています。

最終追い切りを軽めにしている馬もいますが、もし、直近で2走とも上記のタイム以上かかっている場合は、割引評価しています。

また、1番人気ではあまり見かけないですが、直近の調教がプール調教だった場合は、もう即切りレベルです。

3.日刊コンピ指数が1位で77以下の1番人気

3つ目に危険視するのは、日刊コンピで1位77以下の場合です。

軸馬にしてはいけない1番人気のパターン3
日刊コンピとは、スポーツ新聞の日刊スポーツが、毎競馬開催日に発表している独自の指数です。
バケンザル
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オッズとは直接連動はしていませんが、日刊コンピの指数順は、単勝オッズの人気順に類似しており、特に前日予想をする方にとっては、オッズの代用として活用される方も多く、歴史も長い指数です。

パソコンやスマホからであれば、有料にはなってしまいますが、『極ウマ・プレミアム』からチェックすることができます。

『極ウマ・プレミアム』は、私も会員になっていますが、月額880円(税込)でお手頃価格です。

ちなみに、私の競馬予想ツールは、先ほど紹介した『競馬ブックsmart』と、そして、『極ウマ・プレミアム』、さらに、『JRA-VANスマホアプリ』の3つです。

話が少しそれましたが、1番人気の馬が日刊コンピで1位77以下であれば、「怪しい」と割引評価しています。

1番人気の勝率・連対率・複勝率は、それぞれ32%・50%・62%

と書きましたが、

日刊コンピで1位77以下の勝率・連対率・複勝率は、
21%・38%・50%と10%ほど割合が下がります。

割合でみれば、10%ほどですが、それでも1番人気の平均より1割ダウンの成績なので、

もし、軸馬にしようとしている馬が1番人気で、日刊コンピが指数1位77以下であれば、少し疑ってかかるべきです。

バケンザル
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記事をアップした日の東京メインレース、
共同通信杯では⑥タスティエーラ4着、
最終レースでは③ワーズワース5着でした。

「では、指数2位以下ならどうなんだ?」という疑問も出るかもしれませんが、指数2位なら70以下、指数3位なら66以下なら評価を下げています。

ただ、指数4位なら、「日刊コンピ評価では4位なのに、単勝は1番人気」になり、何かしら偏った評価・・・例えば、異常投票が入っている、実力以上の評価要因があるなど、逆に勝負気配があると評価することもできます。

日刊コンピに関しては、少し都市伝説的な理論になってしまいますが、指数1位の馬が1枠に入ったら、馬券圏外に飛ぶ可能性が高いという、昔、一部の日刊コンピマニア(俗称:コンピスト)にささやかれていた「指数1位1枠の法則」というのがあります。

バケンザル
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信じるも信じないも、あなた次第です。

4.昇級戦の1番人気

ここまで

  • 単勝オッズが(一時でも)4.5倍以上
  • 調教タイムが今一つ
  • 日刊コンピ指数が1位で77以下

に該当する1番人気は、軸馬にしてはいけないと書いてきましたが、もう2つほど当てはまったら危険視している材料を説明します。

軸馬にしてはいけない1番人気のパターン4

一つが、昇級戦の場合です。

昇級戦とは、前のレースで1着になり、クラスが上がった次のレースのことを言います。

例えば、未勝利戦で1着になったら、次のレースは、クラスが上がって1勝クラス戦になり、昇級戦となります。

1勝クラスで1着になれば、次の2勝クラス戦は、昇級戦になります。

なぜ、昇級戦の場合、危険視するかというと、それは「3着以内に入る確率が30%に満たないから」です。

ただ、これは1番人気だけではなく、2番人気や14番人気なども含めた全馬が対象のデータなので、1番人気だけの昇級戦だと、もう少し割合は上がりますが、それでも、私は昇級戦だった場合は、評価を下げています。

もちろん、G1の3歳クラシック戦線に出てくるような馬は、3連勝とか4連勝するので、昇級戦を難なくクリアするケースもあるわけですが、基本的にクラスが上がると、相手馬は強くなって、初戦は苦戦するケースが多いので、私は、1番人気の馬が昇級戦に該当した場合、軸馬にはしませんね。

5.パドックで泡やボロを出す1番人気

もう一つは、データ的なものではありませんが、パドックでの動きになります。

軸馬にしてはいけない1番人気のパターン5

1番人気の動きが、次の5つのどれかに当てはまたったら、危険視しています。

<パドックで危険視できる行動>

1)口泡・尻泡が垂れている
2)ベロを出しながら歩いている
3)歩幅が狭い・ちょこちょこ歩いている
4)横向きに歩いている
5)ボロ(うんち)を出している

この条件に当てはまったら、軸馬にするどころか、買い目から外す時もあります。特に口泡や尻泡が垂れている場合と、ボロを出している場合は、危険視しています。

バケンザル
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1番人気でしたが、残念ながら4着でした・・・

ここまで、1番人気が以下の項目に該当したら、危険視し、軸馬にしないパターンを5つ紹介してきました。

① 単勝オッズが(一時でも)4.5倍以上
② 調教タイムが今一つ
③ 日刊コンピ指数が1位で77以下
④ 昇級戦
⑤ パドックで尻泡、口泡、ボロ出しなど

他にもリーディング下位の騎手が騎乗しているなどもあるでしょうけど、私が個人的に危険視している項目は、上記の5つでした。

ちなみに、「枠番は?」と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、先ほどの「日刊コンピ指数1位1枠の法則」のような都市伝説的なものはあるものの、

データを調べたら、枠番による有利・不利はほとんどなかったので、枠番は関係ないと私は思っています。

信頼度が高い1番人気のパターン【3選】

今回、馬券圏外に飛ぶパターンを中心に書いていますが、裏を返せば、

オッズが低く、調教タイムも良く、日刊コンピの指数も高ければ、信頼度が高い1番人気と言えます。

ここからは、「このパターンに該当している1番人気は信頼度が高い」と私が思っている3つのパターンを紹介します。

1.オッズが時系列で安定している1番人気

まず一つ目は、オッズが時系列で安定している1番人気は信頼度が高いです。

信頼度が高い1番人気のパターン1

「オッズが安定している」とはどういうことかというと、例えば

午前10時時点 3.4倍
午前11時時点 3.5倍
午後1時時点 3.3倍
午後2時時点 3.3倍

というようにオッズの上下幅が少ないことですね。

時系列でオッズをチェックして、オッズが安定している馬は、私の場合、軸馬にするか、軸馬にしなくても、必ず馬券に絡めるようにしています。

2.調教タイムが良い1番人気

二つ目は、調教タイムが良く、しっかり仕上げているパターンです。

信頼度が高い1番人気のパターン2

調教タイムが良く、しっかり仕上げている人気馬は、やはりいい成績を収めている印象があります。

では、具体的に、どのくらいのタイムを出せば「調教タイムが良い」と言えるのか、各コース毎に書いてみます。

(良い=好時計と言える調教タイム)

栗東トレーニングセンター

坂路コース(栗坂)
4ハロン 52.7秒以下
1ハロン 12.5秒以下

ウッドチップコース(栗CW)
4ハロン 52.1秒以下
1ハロン 12.2秒以下

ポリトラックコース(栗P)
4ハロン 51.4秒以下
1ハロン 12.0秒以下

バケンザル
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栗東坂路コースの好調教馬は、より信頼度高いです。

美浦トレーニングセンター

坂路コース(美坂)
4ハロン 52.3秒以下
1ハロン 12.3秒以下

ウッドチップコース(美南W)
4ハロン 52.2秒以下
1ハロン 12.2秒以下

ポリトラックコース(美南P)
4ハロン 51.8秒以下
1ハロン 11.9秒以下

調教タイムについては、先ほどの飛ぶパターン同様、

4ハロン・1ハロンの「両方」満たす場合、勝負気配はあると見て良いです。

競馬は、馬の状況だけではなく、騎手やコース適性など様々な要素が複雑に絡み合い、勝つ・負けるが決まるので、調教タイムが良いからといって、一概に信頼度が高いと言えるのか?と疑問に思うかもしれませんが、

今回紹介したタイムを4ハロン・1ハロンともにクリアした馬は少なくとも「馬自体の状態は仕上がっている」とみて良いと考えています。

3.日刊コンピが指数1位で84以上の1番人気

三つ目に信頼度が高いのは、日刊コンピで指数1位で84以上の場合です。

信頼度が高い1番人気のパターン3

勝率32%・連対率50%・複勝率62%というのが、平均的な1番人気の成績ですが、日刊コンピ指数では、指数1位80が、このくらいの成績です。

1位の指数が80より上、81から日刊コンピの最大値である90になれば、平均的な1番人気以上の確率となります。(日刊コンピの最大値は90で100ではありません。)

2018年1月から2022年12月の5年間における指数1位80以上の勝率・連対率・複勝率は、次のとおりでした。

指数【80】勝率30%・連対率49%・複勝率62%
指数【81】勝率31%・連対率51%・複勝率63%
指数【82】勝率32%・連対率54%・複勝率67%
指数【83】勝率35%・連対率54%・複勝率65%
指数【84】勝率38%・連対率58%・複勝率71%
指数【85】勝率41%・連対率62%・複勝率74%
指数【86】勝率41%・連対率62%・複勝率73%
指数【87】勝率37%・連対率53%・複勝率70%
指数【88】勝率47%・連対率65%・複勝率76%
指数【90】勝率58%・連対率75%・複勝率85%

バケンザル
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指数1位【89】は抽出できずで、該当なしです。

例えば、指数86と87のように、指数上位の方が成績が悪いというのも「コンピあるある」なのですが、指数1位84以上だと複勝率は70%を超え、信頼度は高くなっていきます。

最高値である指数1位90だと、連対率は75%・複勝率は85%と、かなりの高確率となります。

指数の数値が高い分、オッズが低い(人気を集める)ということに当然なるわけですが、1番人気の信頼度を計る上で、私は、日刊コンピもチェックしています。

1番人気軸でも高配当を得る馬券の買い方

ここからは、1番人気を軸にした馬券の買い方について、私が実際に買って高配当を得た買い方をご紹介します。

1番人気が絡むので、基本的に配当(=オッズ)は低くなりがちですが、それでも、馬券の買い方によっては、高配当が得られることも可能になります。

ただ、ここでご紹介する券種は、馬連やワイドなどではなく、三連単・三連複です。

①:1番人気の軸1着ながし馬券

まずは、三連単の軸1着固定ながし馬券です。

「1番人気の1着ながしだと高配当にならないじゃん!」と思った方もいるかと思います。

1着欄は1番人気なのですが、ながし馬券なので、2着または3着に2ケタ人気の穴馬が来たら高配当になります。

三連単軸1頭ながし馬券 中山12レース払戻金_1

ポイントは、人気薄の穴馬、単勝2ケタ人気(10番人気~14番人気ほど)を複数頭入れることです。

俗に言う「ヒモ荒れ」狙いで、三連単だと10万円超え、うまくいけば、20万円超えのチャンスもあります。

できれば、買い目の点数は72点以上(90点や110点)は欲しいところですが、1番人気の勝率は32%ほどですので、3回に1回とまでは言わないものの、ある程度チャンスはある買い方かなと思っています。

②:1番人気軸のフォーメーション馬券

もう一つの買い方は、1番人気を軸にした三連単ですが、こちらは、フォーメーション馬券です。

三連単フォーメーション3着付け馬券 中山12レース払戻金_2

ただ、先ほどの「ながし馬券」とは違い、1番人気の軸馬をフォーメーションの1着欄に起きません。

フォーメーションの2着欄か3着欄に置きます。

例えば、2着欄に置いた場合は、1着欄は、2番人気から7番人気の中から5頭置いて、3着欄は「1着欄の馬+2ケタ人気の馬を複数頭」置きます。

ここもポイントは2着に人気薄の穴馬=2ケタ人気の馬を入れることです。

仮に、

1着)6番人気
2着)13番人気
3着)1着人気

の結果になると、1番人気が絡んでも三連単の配当は20万円以上が見込めます。

私の場合は、
1着欄)5頭選択(2番人気~7番人気)
2着欄)1着欄の馬+8番人気or9番人気のどちらか1頭+2ケタ人気の馬2頭
3着欄)1番人気
の35点

もしくは、2着欄の馬をもう数頭増やして、40点~66点での馬券を組み立てます。

1番人気の勝率が32%で、複勝率が62%なので、

1番人気の馬が2着または3着になる確率は、30%ほどあります。

さらに2着と3着で分けると半分でも15%ほどなので、的中率を高く望むのは厳しいかもしれませんが、今回取り上げた信頼度の高い1番人気なら確率が少しはアップするので、面白い馬券だと私は考えています。

何より2着に2ケタ人気の馬が入った時の破壊力は、相当なもので、私は、この方法で、36万円という超高額配当を得たこともあります。

1着・2着の組み合わせによっては、超高額配当が望めますが、三連単は難しいという場合は、馬単2着ながしでも配当面の爆発力は劣ってしまいますが、応用はできます。

③:1番人気軸の三連複馬券

三つ目の馬券は、三連複です。

三連複は、現在、私が実践している買い方ですが、1番人気を軸にすることは多々あります。

1番人気を軸馬にした馬券でも、組み合わせによっては、高配当を得ることができます。

ただ、もちろん、三連単同様、三連複も相手に人気薄の穴馬が入ることが必須となります。

そして、1点あたりどのくらいの購入金額としているか。

三連複の場合は、配当が10万円を超える確率は、わずか5%ほどと少ないので、三連複で高配当を得るには、1点あたりの投票金額が数百円以上である必要があります。

例えば、配当が150倍に800円分の馬券を持っている(=12万円の払戻しを得る)ような当て方ですね。

三連複の場合、1番人気が絡むと、300倍を超える配当というのは、なかなか出現しませんが、

200倍前後ならチャンスはあるので、1点500円分以上買っていれば、10万円超えの高配当を得ることができます。

私の場合は、三連複で20点ほどの点数で、200点前後の組み合わせだけは600円とか700円分投票して、他の組み合わせだと100円や200円しか投票しないというような馬券の買い方をしています。

ここまで私が実際に買った1番人気を軸にした馬券の買い方について紹介しましたが、ポイントは、「1番人気×人気薄の穴馬」ですね。

まぁ、当たり前のことを書いてしまっているとは思いますが。

1番人気を買う上でやってはいけないこと

最後に、1番人気を買う上で、やってはいけないことを書いてみたいと思います。

それは、

「安心」したいために、安易に1番人気の馬を軸にしてはいけない

ということです。

1番人気でNGなこと

特に負けが込んでいる時に、何とか当てたいと思って、1番人気を軸に安易に馬券を買うのは良くないです。

「1番人気なんだから、3着以内に入る確率は、どの馬よりも高いだろ」と思って、自分で安心したい気持ちも生じて、私も安易に、1番人気を軸馬にしてしまう時がありますが、うまくいった試しは、ほとんどないです。

自戒的な意味合いも込めて書いていますが、負けている時の安易な一番人気買いはやめた方がいいです。

今回の記事まとめ【1番人気】

それでは、まとめに入ります。

まずは、1番人気を外して馬券を考えるのは、当たる確率を半分減らしているようなものということです。

平均的な1番人気の連対率は50%なので、1番人気を外して馬連や馬単などの複合馬券を考えることは当たる確率を半分減らしていると言えます。

次に、軸馬にしてはいけない1番人気のパターンについて、5つ紹介しました。

軸馬にしてはいけない1番人気のパターン

一つ目は、単勝オッズが4.5倍以上であるという点です。

4.5倍というのは、確定オッズではなく、一時でも4.5倍以上になったら危険視して良いということです。

二つ目は、調教タイムが今一つということです。

今一つの基準は、表にまとめたとおりですが、例えば、栗東坂路コースで言えば、4ハロンで53.5秒以上、1ハロンで13.0秒以上の時計としています。

三つ目は、日刊コンピで指数1位であり、かつ、指数が77以下である場合です。

1番人気の勝率・連対率・複勝率より、それぞれ10%ほどパーセンテージが下がるので、信頼度は下がっていきます。

四つ目は、昇級戦です。

相手が強くなるので、様子見した方が良いです。

五つ目は、パドックの泡とボロです。

もし、1番人気が、パドックで尻泡や口泡をだらーっと垂れ流していたら、危険視した方が良いです。

バケンザル
バケンザル
この時のペルシアンナイトさんは4着でした・・・

逆に、オッズの数値が時系列で安定していたり、調教タイムが良かったり、日刊コンピも高い指数なら1番人気の信頼度が高いと評価しています。

また、1番人気が軸でも高配当を得ることができる馬券の買い方としては、三連単の軸1着固定ながし馬券、フォーメーション馬券、さらに三連複馬券を紹介しました。

いずれの馬券も、買う際のポイントとしては、人気薄の穴馬を入れることです。

というわけで、今回は、軸馬にしてはいけない1番人気の5つのパターンと、1番人気で高配当を得る馬券の買い方について書いてみました。

1番人気の取捨選択がうまくできれば、馬券の的中率や回収率はアップできる、ハズです。

今回の記事が、少しでもあなたにとって参考になり、馬券で負けなくなるきっかけになれば幸いです。

バケンザル
バケンザル
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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