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【日刊コンピ】1番人気の信頼度とレースの波乱度を推測する日刊コンピの活用法

日刊コンピ記事のサムネイル

1番人気の信頼度を、「秒」で判断できるようになりたいと思いませんか?

「そんなことできるのか?」という疑問が出ると思いますが、競馬歴15年以上の私は、ある指数を使って、「秒」で1番人気の信頼度を図っています。

その指数とは何か・・・

ズバリ「日刊コンピ」です。

日刊コンピは、日刊スポーツ新聞社が開発した競馬予想ツールで、出走馬ごとの能力を数値化して、順位付けしている指数です。

日刊コンピ指数とは

日刊コンピ算出のメカニズムは、公表されていませんが、

  • 出走馬の血統
  • 過去実績
  • 日刊コンピ指数スポーツの競馬データベースに長年蓄積されたデータ
  • レース前の調教追い切りタイム
  • 競馬班の取材で得た情報

そして、他社を含む競馬予想家の評価も含めて総合的に算出されていると言われています。

もし、このブログを御覧になった方から
「競馬予想をする上で、タメになるツールは?」
「スポーツ新聞や競馬新聞の馬柱表だけではなく、他に何か参考になるものは?」
そう問われたら、私は「日刊コンピ」と答えます。

私自身かれこれ12年愛用していますし、かって、日刊コンピに関する書籍にも単独で登場させていただいたことがあります。

そこで、今回は、日刊コンピユーザー12年かつ日刊コンピ本に登場経験のある私バケンザル的日刊コンピ活用法について書いてみたいと思います。

今回の記事では、日刊コンピについて、よくわからないけど、使えるものなの?と思っている方へ向けて活用方法など、書いていますので、興味ある方は、最後まで御覧いただけますと幸いです。

また、注意事項とお願いがあります。

注意事項とお願い

日刊コンピ指数の活用法について書いていますが、「日刊コンピを使うことによって、すぐ馬券が的中する」とか「日刊コンピで儲けられる」ことを保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。

ただ、日刊コンピの使い方として、「こういう使い方や活用法がありますよ」ということをコンピ歴12年の私が紹介しているものです。

もちろん、日刊コンピを使用することで馬券の的中率がUPしたり、回収率が年間100%超えになることもあります。

この記事で読んで、日刊コンピに興味を持ってもらったり、予想ツールとして活用いただけるようになれば幸いです。

バケンザル
バケンザル
それでは、はじめていきます。

日刊コンピとは?

日刊コンピ指数とは、日刊スポーツ新聞社が開発し、毎週競馬開催日に公表している競馬予想の指数で、各レースごと出走馬の能力を数値化し、順位付けをしています。

昔は、東日本版、西日本版で発表されていましたが、今は全国共通でローカル開催も含めて、開催場の全指数が公開されています。

例えば、東京競馬場、阪神競馬場、小倉競馬場と3場開催であれば、3場12レースの計36レースで、日刊コンピ指数が公開されています。

日刊コンピの歴史は古く、1995年にはすでに現在のような指数の形で発表されており、前身は、1970年代の日刊スポーツ紙面に掲載されていた「コンピューターオッズ」とのことです。

競馬予想で使われる指数には、競馬ブックが公表しているレイティングや、ウマニティが公表している「U指数」、他にもスピード指数など、たくさんの予想指数がありますが、日刊コンピ指数は、その歴史からもパイオニア的な存在と言えるでしょう。

バケンザル
バケンザル
ちなみに、日刊コンピ指数を愛用している人のことを「コンピスト」と言います。

日刊コンピを確認する方法

日刊コンピを確認する方法としては、競馬開催日当日の日刊スポーツ新聞から確認するか、パソコンやスマホでは「極ウマ・プレミアム」から確認することとなります。

「極ウマ・プレミアム」では、前日の夕方からコンピ指数を確認することができます。

バケンザル
バケンザル
G1をはじめとした重賞レースだと、日刊スポーツ新聞でも前日にコンピ指数を確認することができます。

日刊スポーツは150円、「極ウマ・プレミアム」は月額880円(税込)です。

私は、ネット版の「極ウマ・プレミアム」に登録しているので、毎回、極ウマ・プレミアムから確認しています。

日刊コンピ指数の決まり

日刊コンピには、「馬番コンピ」と「枠番コンピ」があり、指数の最高値は90、最低数値は40となっています。

日刊コンピ指数の特徴

通常、最高値といえば10や100などキレの良い数値だったりしますが、日刊コンピの場合、最高値は90となっています。

これまで91以上の数値は出現していません。

また、日刊コンピは、90から40までの間で、各出走馬ごとに指数値が付けらますが、中には89など、これまでの長い歴史の中で、たった2回しか出現していない指数もあります。

また、日刊コンピの特徴として、一つのレースで同じ数値が出現することはありません。

例えば、一つのレースにおいて、

馬番⑥:指数1位【82】
馬番①:指数2位【74】
馬番⑭:指数3位【64】
馬番⑩:指数4位【63】
馬番⑦:指数5位【58】

のように、必ず1以上の差が出走馬の間で付くようになっています。

オッズ(単勝)だと、7.7倍の馬が2頭いるなど、同じ数値になることもありますが、日刊コンピでは1頭1頭、数値で優劣を付けています。

例えば、イクイノックスとタイトルホルダーが出走し、どちらか甲乙つけがたいなとなっても、必ずどちらかに数値上の優劣が付くようになっています。

昨年行われた有馬記念では、イクイノックスは指数1位【81】、タイトルホルダーは2位【76】となっていました。

指数上位馬だけではなく、指数下位の馬についても、同じ数値になることはなく、必ず1以上の数値差が出るシステムになっています。

さらに、日刊コンピ指数公表時には、各レースごとに1頭、「コンピ推奨馬」も発表しています。

日刊コンピのロジック

日刊コンピのロジックは、公表されていません。

そのため、日刊コンピでの指数付けや順位の決め方は、「中に入っている人」、すなわち、日刊スポーツ新聞社にいて、日刊コンピの算出を担当している人しかわかりません。

日刊コンピは、スピード指数やラップ指数のように、競走馬の一つの能力や適正を数値化したものではありませんが、トータル的な能力を相対的に評価した指数と思われます。

前述のとおり

  • 出走馬の血統
  • 過去実績
  • 日刊コンピ指数スポーツの競馬データベースに長年蓄積されたデータ
  • レース前の調教追い切りタイム
  • 競馬班の取材で得た情報

をミックスして構成されているのではと、長年コンピに接した私は思いますが、ただ、それは定かではありません。

また、過去に「各競馬専門紙の予想印を総合し、ロジックに当てはめて数値化したもの」という噂も耳にしたことがありますが、これもまた定かではありません。

日刊コンピの利点

日刊コンピの利点は、いくつかありますし、具体の活用法については、後ほど書きますが、大きな利点として、主に次の2点があると思います。

① 前日に公表されること
② 指数の順番が単勝オッズの順番と類似していること

日刊コンピの利点

日刊スポーツ新聞では、G1などの重賞レース以外、各レースにおける指数の発表は、当日になりますが、ネット版の「極ウマ・プレミアム」では前日の夕方に、日刊コンピが発表されます。

また、日刊コンピの指数順は、

単勝人気の人気順と大きくズレたりしないのも利点です。

これはスゴイなと私も感心しているのですが、オッズだと重賞レース以外は、レース当日に発表されますが、日刊コンピはレースの前日に公表されるのに、結果的に単勝人気順と大きなズレはないのです。

第1レースから最終レースまで、G1レースでも新馬戦でも未勝利戦でも、レースのクラスは関係なく、単勝人気順と大きなズレはないのです。

そのため、日刊コンピは、予測オッズとして、前日予想の際に役立ちます。

バケンザル
バケンザル
前日予想して、予想家の印(◎、〇)がそれなりに付いて、いいなと思った馬が、オッズを見ると8番人気だったりして、結果は10着だったとか、そういうことは、ありますよね・・・

単なる能力指数ではなく、優秀な予測オッズとしても活用できる日刊コンピは、利用価値の高い競馬予想のツールと言えます。

日刊コンピの活用法【4選】

それでは、ここからは、日刊コンピについて、私が使っている又は使っていた活用法を主に4つ書いてみます。

  1.  1番人気の信頼度を測るために活用
  2.  荒れるレースか推測するために活用
  3.  過去傾向から指数の強さを確認するために活用
  4.  怪しい馬を見つけるために活用

です。

日刊コンピの活用法

他にも、日刊コンピを活用した馬券術は様々あり、「競馬最強の法則」日刊コンピ研究チームから、たくさんの「コンピ本」が発売されています。

バケンザル
バケンザル
私も過去に「競馬最強の法則」日刊コンピ研究サポーターとして、コンピ本に登場させていただいたことがありますが、一生の記念に残る良い思い出です。

日刊コンピの活用法①:1番人気の信頼度を測るために活用

まず、活用法の一つ目ですが、今回のタイトルに記載している通り、1番人気の信頼度を測る活用法です。

日刊コンピ指数の活用法1

私的に、日刊コンピで一番使っている活用法ですね。

とはいえ、活用法といっても、やることはまったく難しくなく、

日刊コンピの指数さえわかれば、誰でも簡単に、そして、「秒」でできます。

日刊コンピで1番人気の信頼度を「秒」で判断する方法

具体的には、1番人気馬の指数を見るということです。

1番人気馬の日刊コンピを見て、

「指数1位で、かつ、【79】以下かどうか」・・・たった、それだけです。

指数1位【78】と【79】は、正直微妙なところもありますが、【77】以下であれば、疑ってかかって良いと思っています。

(指数1位の指数別成績は、記事の最後部分に記載しています。)

例えば、

  • 1番人気の単勝オッズは2.5倍と、比較的人気を集めているのに、
  • 日刊コンピでは指数1位【77】だったという場合 ですね。

以下は、サンプルとして札幌記念のコンピ指数を掲載しますが、超人気馬のソダシが1番人気だった札幌記念、日刊コンピ指数では1位72でしたが、結果は5着でした。

札幌記念の日刊コンピ指数

コンピ指数1位の数値は、77から順に下がって、76,75,74・・・69と低くなればなるほど、「怪しい度は増す」と考えて良いです。

バケンザル
バケンザル
上の2頭は、2頭とも3着以内には入りませんでした・・・

 

指数1位【77】でも、3着以内の複勝率%は57%前後あるので、買い目から外すまでは望ましくないですが、

ただ、1番人気馬が、日刊コンピの指数1位【77】以下、いや、【78】【79】も、軸馬にするのは、ちょっと考えた方が良いと思います。

1番人気の信頼度が高いコンピ指数

反対に、指数1位で【82】以上であれば、信頼度が高いと評価しています。

特に、指数【90】【88】【86】は、信頼度が高いです。

バケンザル
バケンザル
ただ、その分、オッズは低くなってしまいますけどね・・・

ちなみに、「指数1位ではなく、2位以下ならどうなの?」という疑問も出ると思いますが、わたくしバケンザルの場合は、

  • 4位以下は軸馬にしない
  • 3位は微妙
  • 2位だと指数【72】以上であれば信頼度高い

と、評価しています。

(補足)
信頼度が高いというのは、1着になる確率が高いという意味合いではなく、3着内に入る信頼度ということになります。1着への信頼度が高いかどうかは、日刊コンピ以外の要素も取り込んで判断された方が良いです。

日刊コンピの活用法②:レースの波乱傾向を推測するために活用

日刊コンピの2つ目の活用法としては、レースの波乱傾向をある程度推測できるというところがあります。

日刊コンピ指数の活用法

方法としては、二つあり、

  1.  指数5位以下に「一減並び」があるか
  2.  特定の指数に着目する

と、二つの方法があります。

コンピ指数に一減並びがあるパターンでレースの波乱傾向を推測

日刊コンピの「一減並び(いちげんならび)」とは、

指数5位又は6位から指数11位くらいの下位まで、コンピ指数が一つずつ減っていることを指します。

日刊コンピ指数の一減並び

例えば、

5位【55】
6位【54】
7位【53】
8位【52】
9位【51】
10位【50】
11位【49】
というケースですね。

バケンザル
バケンザル
指数が下位にいくにつれ、一つずつ減っていますよね?

漢字だけで表現すると、「下位指数馬能力拮抗」ということになるわけですが、5位から11位まで大きな能力差がなく、人気薄の馬にもチャンスがある=荒れるレースになるかも、という見立てです。

1減並びが出現するのは、1開催場で1~2レース、場合によっては出現しないというケースもよくあります。

この原稿を書きはじめたのは、2月6日なのですが、前日の2月5日東京第1レースでは、指数5位から指数14位まで、コンピ指数が一減並びだったのですが、

▶1着)5番人気⑪アヴェッリーノ
▶2着)7番人気⑯ドウダンミッチー
▶3着)9番人気⑫サラサグッドワーク

で、三連複は74,710円、三連単は529,660円の超高配当の波乱レースでした。

また、翌週の2月12日東京第12レースも、指数5位から指数15位まで連続で、コンピ指数が一つずつ減っている「一減並び」でしたが、

▶1着)13番人気⑤レイニーデイ
▶2着)4番人気⑨スプラウティング
▶3着)9番人気⑫フィールザワールド

で、三連複は104,020円、三連単は592,880円と、こちらも50万円超えの超高配当レースでした。

特定のコンピ指数に着目してレースの波乱傾向を推測

もう一つは、特定の指数に着目するパターンですね。

これは、私の肌感覚になりますが、

指数1位【70台(70~79)】で、
指数8位【53】の場合、荒れる傾向にあると見ています。

出目理論の一つに過ぎないかもしれませんが、指数1位が70~79で、指数8位が53の場合、波乱になるかもと予想の際、評価しています。

同じく2月5日の、こちらは小倉9レースだったのですが、

指数1位が【78】で、指数8位が【53】で、
▶1着)2番人気⑥タイセイブリリオ
▶2着)5番人気⑬ヤマニンアンフィル
▶3着)15番人気①タガノスペルノヴァ

で、三連複は121,690円、三連単は431,860円と、こちらも超高配当な波乱レースでした。

こちらも翌週2月12日の東京第4レースで、

指数1位が【74】で、指数8位が【53】だったのですが、
▶1着)12番人気⑥グローフォース
▶2着)2番人気⑧キャルドーン
▶3着)8番人気⑤コンフィズリー

で、三連複は140,070円、三連単は100万円超え、1,334,810円と、超高配当レースでした。

バケンザル
バケンザル
さっくり該当レースを探して、上記のレースが出てきました。たまたまかもしれませんが、例に挙げた4レースは、極端な超高配当レースでした。

日刊コンピの活用法③:軸馬決めや出目の強い指数を推測するために活用

3つ目の活用法としては、過去レースで類似している日刊コンピの指数配列から、軸馬を決めたり、出目の強い指数を見つけるという手法です。

日刊コンピ指数の活用方法3

例えば、「指数8位の馬の値が52以上だったら、指数2位か3位を軸に、4位から10位へ流す」という手法です。

日刊コンピハイパーナビゲーションとは?

上記の手法を日刊コンピの「ハイパーナビゲーション」と言います。

このハイパーナビゲーションは、日刊コンピの神様と呼ばれた飯田雅夫氏(故人)が考案した予想法で、数多くの日刊コンピ指数とレース結果を照らし合わせた結果、ある程度のパターンが存在することがわかり、過去のコンピ結果から軸馬、相手の範囲を決めて馬券を組み立てる手法です。

例えば、勝負しようとしているレースのコンピ指数が

1位【79】
3位【62】
4位【61】の場合、

3位を軸に4位から10位の馬で流すという手法であったり、

指数4位から8位が一減並び

4位【56】
5位【55】
6位【54】
7位【53】
8位【52】の場合、

軸馬は2位か3位にして、相手は7位から13位まで流して買うという手法です。

この手法で、高配当の馬券をバンバン獲るというわけです。

バケンザル
バケンザル
ちなみに、ハイパーナビゲーションが出た時は、三連単は、もちろんのこと、馬単さえ発売されていない時代です。

「指数〇位が▲▲で、指数□位が△△なら、指数☆位から流す」ということを過去の傾向から推測するわけですね。

日刊コンピのハイパーナビゲーション

飯田雅夫先生は、この手法を1998年に単行本『日刊コンピスーパー馬券術 ハイパーナビゲーション』(光文社刊)で発表し、競馬本としては異例の発行部数を記録しました。

(飯田雅夫氏とは)
1940年、新潟県出身。98年「独自理論で万馬券をゲットするタクシー運転手」として写真誌に初登場。日刊スポーツのコンピ指数を解析した独自の馬券術「ハイパーナビゲーション」が話題となる。同年に初の単行本『飯田式日刊スーパーコンピ馬券術 ハイパーナビゲーション』(光文社)が記録的なヒット。続いて『ハイパーナビゲーション2000』(光文社)、『ハイパーナビゲーション2001』(KKベストセラーズ)、『ハイパー最後の聖戦』(KKベストセラーズ」)、『ハイパーナビゲーション 3連単100万馬券術』(日刊スポーツ出版社』刊行。

(引用:「競馬最強の法則」日刊コンピ研究チーム(2010)『日刊コンピ奇跡の法』KKベストセラーズ社)

バケンザル
バケンザル
「一減並び」も飯田先生が発案された言葉ですよ。

私バケンザルは、リアルタイムで飯田先生の書籍などを見ていたわけではないのですが、飯田先生のお弟子さんの弟子になりまして(孫弟子というわけですね)、弟子の方から膨大なコンピデータをいただいて、夢中になって、毎週土日には、ハイパーナビゲーションしていましたね。

日刊コンピハイパーナビゲーションの一例

ハイパーナビゲーションは、「指数〇位+指数▲位の並びの時は、軸馬は指数☆位から、相手は指数△△位まで」と、決め打ちするケースが主流ですが、

エクセルを使用し、過去のコンピデータから、予想しようとしているレースと類似の指数配列になっているレースを抽出し、各指数の強さやレース傾向を判断する方法もあります。

例えば、勝負しようとしているレースの日刊コンピ指数配列が、

1位【84】
2位【65】
3位【63】
4位【60】
5位【57】

となっていたら、過去のレースで、同じような1位【84】かつ2位【64】の配列となっているレースを検索し、レース傾向や指数〇位が強いと評価する予想方法です。

下の画像の例では、
1位【88】
2位【68】
5位【54】で、過去のコンピからフィルターをかけ、20レースほどピックアップして、指数の出目の強さやレース傾向を推測するわけです。

日刊コンピハイパーナビゲーション

画像の場合だと、指数1位と5位の出目が強く、2位も悪くない・・・7位あたりも怪しい・・・という感じで推測をするわけですね。

出目と言われたら出目になりますが、指数配列にある程度の再現性があるということを前提とした予想方法です。

ちなみに、ハイパーナビゲーションは、日刊コンピデータがなくても、『極ウマ・プレミアム』に登録すれば、サイト内の「コンピデータベース」から同様の方法で、該当する指数の数値を入力して、過去レースの抽出や、指数の強さなど確認することができます。

極ウマ・プレミアム(新版)は、こちらから登録いただけます。

日刊コンピの活用法④:オッズとのギャップがある馬から怪しい馬を見つけるために活用

一つのレースにおける日刊コンピの指数と単勝オッズの人気順は、基本的に類似した並びになります。

日刊コンピで指数1位の馬は、単勝1番人気になることが多いですし、日刊コンピ指数12位の馬が、単勝2番人気に推されることは、滅多にありません。

基本は、似たような並びになります。

ただ、コンピとオッズでは、同じロジックで順位付けされているわけではないので、ズレが出る場合も当然あります。

この「コンピとオッズのズレ=乖離」を見つけて、怪しい馬を探すという手法があります。

日刊コンピ指数の活用法

日刊コンピのポジションギャップとは?

コンピとオッズのズレを「ポジションギャップ」というのですが、

例えば、

  • コンピでは指数5位なのに、単勝オッズでは2番人気
  • コンピでは指数10位なのに、単勝オッズでは4番人気

のように、

日刊コンピより単勝人気の順位が3つ以上である馬「ポジションギャップ馬」と言います。

バケンザル
バケンザル
「日刊コンピ<単勝人気」で3位以上の差がある
⇒ ポジションギャップということですね。
日刊コンピ ポジションギャップ

反対に、単勝人気より日刊コンピの順位が3つ以上高い場合を「逆ポジションギャップ」と言います。

バケンザル
バケンザル
もちろん、私が名付けたものではありませんので、お間違いなく!

コンピとオッズの順番にズレが出る要素としては、色々あるでしょうけど、

少なくとも、日刊コンピ<単勝人気の場合は、日刊スポーツが蓄積した競馬予想データや予想家の評価より、人気を集める何か「理由」があるはずです。

一番わかりやすいところでは、誰かが「勝てる」と見込んで、大型投票するようなケースですね。

インサイダー情報と書くと、表現は良くないですが、何かしらの見込みや情報があって、競馬専門紙(誌)の評価より、高く評価できる場合もあるでしょう。

ポジションギャップ馬の取捨選択法(一例)

繰り返しになりますが、コンピとオッズとの乖離が3つ以上ある馬を「ポジションギャップ馬」と、一部コンピストの間では呼ばれています。

単勝オッズは、ある特定の人物による評価だけではなく、相対的な評価で付けられる場合も当然ありますが、

過去データや予想家の評価より「何かしら高い評価ができる理由がある」と、コンピと乖離があって、オッズから気配を読み取れそうな馬は、馬券の買い目に入れておいた方がよいでしょう。

ポジションギャップ馬に関して、私の場合は、

  • 指数5位、6位なのに、単勝では2,3番人気
  • 指数10位以下なのに、単勝では6,7番人気

の馬は、ピックアップするようにしています。

バケンザル
バケンザル
ポジションギャップ馬は、どちらかというと、1着になるというより、2着や3着に入るイメージがありますね。

反対に、指数7位なのに、単勝では1番人気という場合もありますが、この場合は、「過剰人気」と判断して、評価を下げています。

例えば、競馬新聞の馬柱表では、印はチラホラなのに、某アイドル騎手が騎乗していることで、1番人気になるようなケースですね。

また、逆ポジションギャップのように「日刊コンピより単勝人気が低い」場合も当然ありますが、逆ポジションギャップに対しても、私の場合は、評価を下げています。

例えば、軸馬にしようとした馬が、日刊コンピでは2位でも、オッズで単勝6番人気だったら、諦めて軸馬にはしません。

ちなみに、私がかって入っていた競馬サークルの会員で、

「日刊コンピでは指数4位又は5位で、単勝では1番人気のポジションギャップ馬を軸馬にする」戦術

で馬券を買っていた人がいましたね。

その人の馬券成績がどうだったかまでは、わかりませんが、有効性はある戦術だなと思うところもあります。

バケンザル
バケンザル
以上、一例の紹介でした。

他にもある日刊コンピの活用法

ここまで

  • 1番人気の指数を見て信頼度を測る
  • 指数配列でレースの波乱傾向を推測する
  • ハイパーナビゲーションで特定の指数に着目する
  • ポジションギャップでオッズとの乖離がある馬を見つける

など、ご紹介しましたが、他にも日刊コンピでは次のような使い方があります。

  1.  指数のボーダーライン上にいる馬を狙う方法
  2.  1日の流れをコンピから予測する方法

です。

指数のボーダーライン上にいる馬を狙う方法

①の「指数のボーダーライン上にいる馬を狙う」方法は、5位以下の指数に開きがある場合、上位指数の馬をピックアップするという手法です。

例えば、

指数5位【59】
指数6位【58】
指数7位【52】

と、指数6位と7位の間に6つの開きがある場合、6位と7位の間をボーダーラインとして、6位より上位を中心に馬券を組み立てるという手法です。

1日の流れをコンピから予測する方法

②の「1日の流れをコンピから予測する方法」は、ある開催場のコンピ表で「指数3位馬が来ていないな~」と思ったら、次のレースで指数3位が連対すると見立てる手法ですね。

あくまで、一つの出目理論に過ぎませんが、それでも割と【あるある】な法則です。

特に指数1位から3位の上位指数に関しては、ですね。

他にも「コンピ×血統」とか、「コンピ×騎手」とかをミックスしている予想もありますが、個人的には、その予想はマッチしないというか、因果関係に乏しいと見ています。

競馬予想のツールは、新聞を買わなくても「極ウマ・プレミアム」で足りる。

最後に、競馬予想のツールは、競馬新聞を買わなくても「極ウマ・プレミアム」で足りる、という話をしたいと思います。

極ウマプレミアムの画像

正確に言うと、私の場合、「極ウマ・プレミアム」だけ・・・ではなく、
① 競馬ブックsmart(スマホアプリ)【月額330円(税込)】
② JRA-VANスマホアプリ【Androidの場合:月額550円(税込)・iPhoneの場合:月額600円(税込)】
も使用しているのですが、ただ、スポーツ新聞や競馬新聞は購入していないです。

レースの出馬表は、「極ウマ・プレミアム」のPDF出馬表をプリンターで出力して使っています。

「極ウマ・プレミアム」では、全レースの出馬表がカラー版になっていますし、もちろん、日刊コンピ指数も確認できます。

日刊スポーツだと月8回買うと、1,200円の出費ですが、「極ウマ・プレミアム」では880円で日刊スポーツ同様のコンテンツが見れますし、コンピデータベースも活用できます。

競馬専門紙だと、1紙500円以上するので、2回購入分の料金よりも安いです。

また、「極ウマ・プレミアム」では地方競馬のコンテンツもあり、南関東競馬のPDF出馬表(馬柱表)やコンピも確認できるので、平日、南関東競馬をする方にもオススメです。

バケンザル
バケンザル
660円の追加料金で、盛岡や園田、姫路など地方競馬全場の日刊コンピも見れるパックセットもあります。

パソコンを持っている人であれば、インク代もかかりますが、プリントアウトできるのなら、新聞を買うよりお得といえます。

【参考】日刊コンピ1位指数別勝率・連対率・複勝率の一覧

最後に、参考までに日刊コンピ1位の指数別ごとの勝率・連対率・複勝率も書いておきます。

ただし、あくまで独自抽出によるものですが、「ザックリとした」参考程度に留めていただけたらと思います。

データは、2018年1月から2022年12月までにおける出走頭数11頭以上のレースからピックアップしたものです。

まずは、最高値の指数90から80までの勝率・連対率・複勝率は、こちらです。

※カッコ書きは、対象レース数です。

<指数1位80~90>
指数【90】勝率58%・連対率76%・複勝率85%(380)
指数【88】勝率47%・連対率65%・複勝率76%(707)
指数【87】勝率37%・連対率53%・複勝率70%(90)
指数【86】勝率41%・連対率62%・複勝率73%(908)
指数【85】勝率41%・連対率62%・複勝率74%(288)
指数【84】勝率38%・連対率58%・複勝率71%(1038)
指数【83】勝率35%・連対率54%・複勝率65%(514)
指数【82】勝率32%・連対率54%・複勝率67%(1073)
指数【81】勝率31%・連対率51%・複勝率63%(767)
指数【80】勝率30%・連対率49%・複勝率62%(1083)

次に、指数70代と67までです。

<指数1位67~79>
指数【79】勝率28%・連対率47%・複勝率59%(839)
指数【78】勝率27%・連対率47%・複勝率59%(1093)
指数【77】勝率28%・連対率45%・複勝率57%(851)
指数【76】勝率23%・連対率42%・複勝率55%(911)
指数【75】勝率23%・連対率40%・複勝率54%(808)
指数【74】勝率20%・連対率38%・複勝率49%(807)
指数【73】勝率16%・連対率35%・複勝率49%(648)
指数【72】勝率19%・連対率35%・複勝率47%(546)
指数【71】勝率20%・連対率36%・複勝率46%(417)
指数【70】勝率21%・連対率36%・複勝率45%(344)
指数【69】勝率14%・連対率28%・複勝率43%(228)
指数【68】勝率18%・連対率32%・複勝率42%(149)
指数【67】勝率11%・連対率26%・複勝率34%(90)
指数【66】勝率14%・連対率30%・複勝率36%(48)

指数1位65以下は、出現率が30レース未満なので割愛します。

今回の記事まとめ【日刊コンピ】

今回は、日刊コンピの活用法をテーマに書いてみました。

日刊コンピで1番人気馬の信頼度を測ることができますし、荒れるレースの推測も、ある程度はできます。

また、指数が類似している過去レースから、出目で指数の強さを見ることもできますし、コンピをオッズでギャップのある馬をピックアップして、怪しい馬を見つけることもできます。

今回ご紹介した活用法以外でも、シンプルに予測オッズとして活用するのも、それだけで、十分に有用だと考えます。

コンピだけで馬券で勝つことは難しいですが、しかし、

馬券で勝つためにコンピは必須なツールと私は考えています。

日刊コンピには、今回ご紹介した活用法以外にも、他にも様々な馬券術がありますが、今回の内容で、何か馬券の的中や回収率の向上に役立つ内容でしたら幸いです。

バケンザル
バケンザル
ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
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