効率の良い馬券を買いたいと思いませんか?

競馬において、当てやすい馬券は配当が低いですし、配当が高い馬券は当てにくいです。

馬券の的中率と配当額とのバランスをどう図っていくかということは、競馬をずっと続ける上で非常に重要なテーマです。
中には「的中率と回収率の議論は、永遠のテーマ」という人もいるでしょう。
競馬は紛れもなくギャンブルですし、高いリターン(配当)を得るためには、相応のリスク(投資額)が必要になります。

例えば、50万円以上のリターンを得るには、少なくとも1万円以上の投資金額は必要になるでしょうし、単勝や複勝で勝負するなら、10万円以上、中には100万円くらい必要とする人もいるでしょう。
高いリターンを目指したらキリがありませんが、でも、2万円から5万円までのリターンなら、1万円もかからず、1レース1000円台の投資金額でGETすることが可能です。
もしかしたら、10レース立て続けに外れて、1万円以上ヤラれた!なんてこともあるかもしれませんが、今回の記事では「効率の良い馬券」について考察してみようと、一例として、1000円台の投資金額で2万円から5万円までの好配当を狙う方法をテーマに書いてみたいと思います。

今回ご紹介する方法は、難しい作業が伴うものではありませんし、1000円台、つまり21000円以内で買える馬券ですので、競馬で負け続けて、買い方について模索している人にとっては、チャレンジしてみる価値はあるかなと考えていますので、是非とも最後までお読みいただけますと幸いです。
というわけで、ご挨拶が遅れましたが、私は、中央競馬の馬券歴15年以上のバケンザルと申します。
①日曜日をボーナス日にしよう!
②馬券を当てて人生プラス
③馬券で勝つ“きっかけ”があるコンテンツづくり
を目指して、情報発信しております。


- 馬券の買い方について模索している人
- できるだけ少ない予算で万馬券を当てたい人
- 三連複ってどうなんだろうかと考えている人
- できるだけ的中率と回収率のバランスが取れた馬券を買いたいと考えている人
また、注意事項とお願いがあります。
今回、1000円台の投資額で2万円から5万円の配当を狙う馬券の買い方をテーマに書いていますが、3頭のうち1頭は穴馬が入ることを前提とした馬券のため、的中確率は、あまり高くありません。
レースの選び方や軸の選び方にもよりますが、2割程度の的中率を想定しています。
場合によっては、2割(20%)以下になるかもしれません。
ただ、仮に、1000円の投票金額で、2万円の配当が当たったとすると、回収率は2000%と非常に効率が良いです。
1500円の投票金額で2万円の配当でも1300%の回収率です。
的中率は2割くらいいけばOKの馬券戦術ですが、1レース当たりの回収率は高い買い方ですので、興味のある方は、ぜひ最後までお付き合いください。
そして、馬券購入は、自己責任でお願いいたします。

Contents
1000円台の投資額で2万円から5万円の配当を狙う馬券は三連複
まずはじめに、「1000円台の投資額で2万円から5万円の配当を狙う馬券」ですが、
ズバリ、三連複です。


三連複は、三連単に比べ、配当面は劣ってしまいますが、他の馬券に比べ、使い勝手が良い馬券だと思います。
「使い勝手が良い」とは、
- 三連単よりは当てやすい
- 三連単より予算がかからない
- 少額でも万馬券が獲れる
- 軸馬は3着以内であればOK
- 穴馬も適度に入れやすい
以上の点から、
資金力がなくても、穴馬を見つけて、万馬券を的中させることが、三連複なら可能です。

そのため、1レースに3千円以上の金額を馬券に入れることが難しい人にとっては、三連複はオススメな馬券です。
三連複馬券とは?
もしかしたら、この記事を御覧になっている方で、三連複に馴染みのない方が、1%くらいは、いるかもしれませんので、簡単に、三連複の説明をさせていただきます。
三連複は、1着から3着までに入る3頭の馬番号を当てる馬券です。

選んでいる馬の3頭が、3着以内に入っていたら「当たり」となります。
三連複の当たり方
三連複は、選んだ3頭が3着以内に入っていれば、当たりになり、3頭の着順は問いません。
例えば、有馬記念の着順は、
1着)⑨ イクイノックス
2着)③ ボルトグフーシュ
3着)⑤ ジェラルディーナ
だったのですが、
12月25日(日)中山11R🎊#有馬記念
1着⑨ #イクイノックス🏇 C.#ルメール 騎手🐴1人気
2着③ボルドグフーシュ🏇福永祐一騎手🐴6人気
3着⑤ジェラルディーナ🏇C.デムーロ騎手🐴3人気
単勝⑨230円
馬連③-⑨1,320円
馬単⑨→③1,770円
3連複③-⑤-⑨2,520円
3連単⑨→③→⑤9,740円 pic.twitter.com/pcz4iGjrvF— 競馬ブックネットSHOP (@keibabookshop) December 25, 2022
手持ちの馬券に
③ー⑤-⑨
③-⑨-⑤
⑤-③-⑨
⑤-⑨-③
⑨-③-⑤
⑨-⑤-③
の組み合わせがあればOKで、当たりとなります。
③と⑤と⑨の着順は問いません。
三連単だと1着から3着の着順が、しっかり合致していないと、馬券は当たりになりません。つまり、1着が⑨で、2着が③で、3着が⑤で合致する必要があります。
ただ、三連複の場合は、3着以内であれば、1着から3着の着順は問いません。
三連複は2番目に売れている馬券
三連複は、中央競馬において、2番目に売れている馬券です。

<馬券の売り上げ割合>
・単 勝 6.9%
・複 勝 9.5%
・枠 連 2.4%
・馬 連 13.3%
・ワイド 10.2%
・馬 単 5.7%
・三連複 21.7%
・三連単 29.0%
・WIN 5 1.4%
(引用:日本中央競馬会『令和3事業年度 事業報告書』より)
三連複は、馬券の中では一番当てやすいと言われている複勝より、当てることは難しいですが、好配当が出ることもあるため、人気のある馬券です。

ちなみに、JRAが公表している三連複の設定払戻率は、75%です。
設定払戻率は、単勝・複勝ほど高くないものの、それでも、
- ある程度、的中させやすい
- ある程度、好配当も得やすい と、
人によっては、「ちょうど良い」馬券という人もいるので、売り上げシェアも高くなっています。
三連複の配当金額区分
三連複の配当は、三連単の1/6くらいと言われており、1着から3着の組み合わせによっては、そうならないケース(1/6に満たない配当もあれば、1/6より高いケース)はあるものの、基本、三連単の1/6位で考えて良いと思います。
あるレースの配当について、三連複の配当が5,000円(50倍)だったら、三連単の配当は、30,000円(300倍)という具合ですね。
三連単に比べ、1/6程度の配当ではありますが、それでも、10,000円(100倍)以上の配当も37.2%ほど出現します。
私が調べたところ過去5年間(2018年~2022年)における三連複の配当金額区分は、以下のとおりでした。
<過去5年間における三連複の配当金額割合>
*対象14,180レース
・100円以上5,000円以下:6,339レース【44.7%】
・5,001円以上10,000円以下:2,571レース【18.1%】
・10,001円以上30,000円以下:2,957レース【20.9%】
・30,001円以上100,000円未満:1,654レース【11.7%】
・100,001円以上:659レース【4.6%】
倍率でいえば、6割以上の割合で、100倍未満となるわけですが、4割弱の割合で100倍以上の万馬券もあります。
三連複で2万円から5万円の配当を狙う理由
一方で、三連複は、三連単のように10万円超えや、30万円超え、もしかしたらの100万円超えなど、超高配当になる可能性は低いです。

そのため、三連複100円分の購入では、三連単のように一発逆転ができるような配当を得るケースは少ないです。
「好配当」とは書いていますが、イコール「高配当」ではありません。
ただ、5万円までの配当なら、たびたび出現するチャンスがあります。

過去5年間における配当金額割合では、配当1万円から5万円までの割合は27.1%ありました。
3割弱という感じですね。
三連複で10万円超え配当を狙うのは、そもそも出現率が低いため、狙うことは難しいですが、5万円までなら少額の投票金額でも、1000円台の投票金額でも十分狙うことが可能です。
そのため、今回の狙いは、配当1万円から5万円のゾーンで、できれば、2万円から5万円の払戻が得られるような馬券の買い方について書いてみたいと思います。
2万円から5万円の配当を狙う三連複の買い方①:軸1頭流し
ここからは、具体的に「1000円台の投資額で2万円から5万円の配当を狙う」買い方について書いていきます。
買い方としては、二通りあります。
一つは、軸1頭流し、もう一つは、フォーメーションです。
三連複軸1頭流しの組み方
三連複軸1頭流しの組み方ですが、軸1頭流し相手6頭の15点です。
【軸】A
【相手】B、C、D、E、F、G
の買い方ですね。

軸馬は、1頭となります。
今回、「1000円台」ということをテーマにしているので、15点、1点100円で、1,500円の馬券としています。

三連複軸1頭流し馬券のポイント
今回ご紹介する軸1頭流し馬券のポイントとしては、穴馬を2頭は入れることです。
3頭でももちろんOKです。
例えば、A~Gを単勝オッズの人気順で表すなら、
(例)
【軸馬】を
A)2番人気 とすると、
【相手】に選ぶのは以下の6頭
B)1番人気
C)3番人気
D)5番人気
E)6番人気
F)10番人気
G)13番人気
という感じですね。
例えば、
1着・・・D)5番人気
2着・・・A)2番人気
3着・・・F)10番人気
という決着になれば、三連複の配当は2万円はいくでしょうし、13番人気のFではなく、Gの13番人気が入れば、もっと配当はハネるでしょう。
また、軸馬さえ3着以内に入れば、相手は上位人気馬を4頭入れているので、好配当は得られなくても、それなりの的中率は見込めます。
軸馬が3着以内に入って、FかGの穴馬が入れば、配当は高くなりますし、B~Dの人気どころが入ってきても、投票金額(1,500円)の回収は、基本できるはずです。

上位人気の馬を軸馬や相手に入れることで、ある程度の的中率が見込め、穴馬を入れることで、回収率の向上が見込める・・・という馬券戦術ですね。
三連複軸1頭流し馬券・軸馬の選び方
軸馬の選び方としては、単勝オッズ1番人気から4番人気の中から選びます。
人気薄からながすのではなく、人気馬から流します。
9割以上の確率で1番人気から4番人気の馬が3着以内に入るので、軸馬は、1番人気から4番人気の馬から選択することがベターです。
「じゃあ、ピンポイントで選ぶには?」と言われると、そこは、申し訳ありませんが、各自の選び方ということになります。
抽象的な言い方をしますと、4頭の中から「一番勝負気配を感じる馬」となりますが、私・バケンザルの場合は、人気馬をポイント評価して上位2頭のどちらかを軸馬にしています。
レース実績、騎手評価、調教、日刊コンピでポイント付けして、4ヵ月以上の休養や昇級戦の場合などはマイナスポイントも付けて、各ポイントを合計し、上位2頭のどちらかを軸馬にするという方法でやっています。

このような方法でなくても、もっとシンプルに4頭の中からではなく、
1番人気か2番人気の2択で、勝負気配を感じる馬を選ぶという方法もあるでしょう。
というわけで、2万円から5万円の配当を狙う三連複の買い方、まず一つ目は、軸1頭流し馬券でした。
【みんなのKEIBA2月19日(日) 午後3時放送】
第40回 フェブラリーS・GⅠ
東京 ダート 1600m#フジテレビ競馬 #みんなのKEIBA pic.twitter.com/tukmZ9U8W5— フジテレビ競馬 (@fujitvkeiba) February 17, 2023
今日、3連複のブログ記事書いたけど、フェブラリーステークスで実践😋
3連複軸1頭流し
軸は、メイショウハリオから。
人気薄の穴馬も選らんでます。軸選びがどう出ますか。
でも、当たってほしいな☺️
♯フェブラリーステークス pic.twitter.com/pKNEbU8WV0
— バケンザル@日曜日をボーナス日にしよう! (@umakuiku_life) February 19, 2023
2万円から5万円の配当を狙う三連複の買い方②:フォーメーション
もう一つの買い方は、三連複のフォーメーションです。

方法論は、①のケースと同じで、軸馬は1頭になりますが、こちらは穴馬を多く入れる方法です。
軸1頭流しの場合、相手6頭であれば、穴馬を入れることはせめて3頭まで、普通は2頭ですが、フォーメーションでは倍の4頭入れるのです。
バケンザル式三連複フォーメーションの組み方
フォーメーションの買い目としては、
【1組目】A
【2組目】B,C,D,E
【3組目】F,G,H,I
となります。
フォーメーションの買い目に入れる1組目は【1頭】、2組目は【4頭】、3組目は2組目と違う【4頭】をマークします。
この組み合わせで点数は16点。
1点あたり100円で、1,600円の馬券となります。
①の流し馬券に似ていますが、3組目は、すべて人気薄の穴馬を入れるので、穴馬が3着以内に入らなければ馬券は当たらないことになります。

そのため、①で書いた流し馬券に比べて、的中率は下がります。
ただし、穴馬は4頭入れているので、自分の予想外の穴馬が入る可能性も十分ありますし、想定外に配当がハネることもあります。
流しの時同様、A~Iを単勝オッズの人気順で表すなら、
(例)
【1組目】に入れるのは、
A)1番人気
【2組目】に入れるのは、
B)2番人気
C)3番人気
D)4番人気
E)5番人気
【3組目】に入れるのは、
F)9番人気
G)11番人気
H)12番人気
I)14番人気
で、
【1組目】A
【2組目】B,C,D,E
【3組目】F,G,H,I
の買い方になります。
上の例で、14番人気と入れてみましたが、14番人気の馬は、よほどのことでなければ、選べないと思いますが、3組目に穴馬を4頭選ぶため、思い切って入れることもできると思います。

フォーメーションの各組に入れる軸馬・穴馬
フォーメーションの1組目に入れる馬は、1頭なので、軸馬になります。
軸馬の選び方は、①の流し馬券同様、各自の選び方でとなりますが、単勝オッズで1番人気から4番人気の中から選ぶのがベターです。
2組目に入れる馬は、単勝1番人気から7番人気の中から【軸馬を除いた】4頭入れます。
軸馬以外の人気馬のグループになります。
3組目に入れる馬は、穴馬グループになります。
単勝オッズでいえば、9番人気から14番人気あたりまでで4頭選びます。

2ケタ人気の穴馬をピンポイントで選ぶのは、非常に難しいので、いっそのこと4頭選んでしまうのです。
「え~!こんな馬選べないよ~」という馬も買い目に入れてしまいます。
結果、自分にとって意外な結果になって、好配当GETということもありうるわけですね。

今回紹介した①の流し馬券も、②のフォーメーション馬券も、いずれも、
ポイントは、穴馬が入って当たることです。
「じゃあ、穴馬は、どうやって選ぶんだ?」ということになるかと思いますが、穴馬の選び方は、また別記事で今度書いてみたいと思います。
今日のブログ記事、実践編Part2
こちらは、3連複フォーメーション
3組目は、穴馬のみ❗
コンピ指数も【一減並び】だし荒れてほしい。
そして、当たってほしい😋
♯フェブラリーステークス
♯3連複
♯日刊コンピ
♯千円台の投資で2万円当たりの配当を狙う馬券の買い方 pic.twitter.com/qTiKIenEbY— バケンザル@日曜日をボーナス日にしよう! (@umakuiku_life) February 19, 2023
三連複好配当の狙い目コース
最後に、今回狙っている配当ゾーンである2万円(200倍)から5万円(500倍)の配当が出やすいコースについても、書いてみたいと思います。
ランキングにして調べてみましたが、圧倒的に、ダートコースが多かったです。

冒頭で活用したデータ同様、過去5年間において三連複2万円から5万円の配当ゾーンになったベスト10は、以下のコースでした。
<配当が2万円から5万円になったコース・ベスト10>
【1位】中山・ダート1800m~80レース
【2位】東京・ダート1600m~78レース
【3位】中山・ダート1200m~69レース
【4位】阪神・ダート1800m~63レース
【5位】東京・ダート1400m~58レース
【5位】阪神・ダート1400m~58レース
【7位】小倉・芝1200m~50レース
【8位】中山・芝1600m~44レース
【9位】中京・ダート1200m~42レース
【10位】阪神・ダート1200m~41レース
*上記のランキングは、2018年1月から2022年12月までの5年間における【出走頭数11頭以上】で三連複の配当から2万円以上5万円未満のレース、1805レースを対象とした中でのランキングです。
(参考)
【11位】中京・ダート1800m~40レース
【11位】新潟・ダート1200m~40レース
【13位】新潟・ダート1800m~39レース
【14位】中山・芝1200m~37レース
【15位】東京・芝1400m~36レース
なんと、15コース中、ダートコースは11レースで、芝コースは4レースしかありませんでした。
そのため、今回紹介した「1000円台で2万円から5万円の配当を狙う」馬券戦術は、ダートコースで積極的に狙ってみたいところです。
今回の記事まとめ【三連複】
それでは、まとめに入ります。
今回は、「1000円台の投資額で2万円から5万円の配当を狙う馬券の買い方」をテーマに書いてみました。
買い方は、二通りあり、まずは三連複の軸1頭流し馬券、もう一つは、フォーメーション馬券です。
流し馬券もフォーメーションも軸馬は、単勝オッズ1番人気から4番人気の中から勝負気配を感じる馬を選んだ方が良いです。
そして、2ケタ人気の穴馬を入れるのが、今回の趣旨となる「2万円から5万円の配当」を担うポイントとなります。
的中率は高くない馬券戦術ですが、うまく馬券が当たれば1レースあたりの回収率1000%以上は、見込めます。
もし今、馬券の買い方で悩んでいる方がいれば、(馬券は自己責任になりますが)チャレンジする価値はあるのではと思っています。
今回の記事が、少しでもあなたにとって参考になり、馬券で負けなくなるきっかけになる人がいれば幸いです。
